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The Joy&Luck Club

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言葉の混乱は?


「Uくんは混乱しないの?」って、聞かれる。
最近しゃべる言葉が多くなって来たUくんの頭の中、大体このように言葉を分けている感じがする。

「魚」、「小鳥」、「象」はタイ語。
「電球」、「車」、「お姉ちゃん」、は広語。
「お月様」、「雨」、「赤ちゃん」、はポ語。
「いないいないバー」、「寝んねん」、「ないない」は日本語。

でも、もちろん彼は『なに語』かって分からないので以下のように”ラベル”を付けていると思う。

「魚」、「小鳥」、「象」はタイ人の”ベビーシッター(BS)さん”。
「電球」、「車」、「お姉ちゃん」、は”パパ”。
「お月様」、「雨」、「赤ちゃん」、は”ママ”。
「いないいないバー」、「寝んねん」、「ないない」は”Nババ”。

相手の顔に会わせて言葉を選んでいくのが、彼の言葉の使い分方法けじゃないかしら?

パパか私、『さかな』を見せて上げて、それの名前をきいてもタイ語の”さかな”の返事は戻ってこない。ただ両手を合わせ、泳いでいる魚の真似をしてくれる。でもBSさんに聞かれたらちゃんとタイ語で言える。

このルールは自分でなんとか自然に作って行くみたい。

=> パパは『yu』(広語)、ママは『peixe』(ポ語)って言うけど僕は『pla-a』しか言えない。だったら手でもやろうっか~

言葉だけは言えないけど耳で聞いたら意味は通じているかな。例えば、例の”さかな”を使って見て、実験。

絵本を渡して、それぞれの言語、ポ語と広語で「魚はどこ?」って聞いて上げる。

ポ語で聞いても広語で聞いてもちゃんと魚の絵を指してくれる。要するに、それぞれの言語の言葉は理解しているって分かる。

しかし、時が経って来ると、今度は喋ることが大事になってきた頃、どうしても言葉を使いたくなるらしい。

今度は魚を見たら相手は関係なく、みんなにタイ語の『pla-a』と言ってくれるようになった。

彼が2才過ぎて間もなく、話せる音の数が増え、今度は相手に合わせて言葉を分けて使うようになった。

=> パパには『yu』(広語)、ママには『pei・xe』(ポ語)だ。


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